転職

目次
  1. 転職活動って、何か月くらいかかるの?
  2. 辞めてから次の仕事まで、どれくらい空く?
  3. 情報集めから入社まで、どんな順番?
  4. 日にちは、入社したい日から逆に数える
  5. 働きながら、時間はどうつくる?
  6. ハローワークって、働きながらでも使える?
  7. 今の自分は、動き出す準備ができてる?
  8. よくある質問

転職しようかな、と思った。でも毎日仕事はあるし、面接に行く時間なんてあるのかな。そもそも、何か月かかるものなんだろう。そんなモヤモヤを持っている人に向けて書きました。読み終わるころには、自分の転職カレンダーをざっくり描けるようになります。

この記事でわかること

  • 転職活動を始めてから辞めるまで、みんな何か月かけているか
  • 辞めてから次の仕事まで、どれくらい空いているか
  • 情報集めから入社まで、何をどの順番でやるか
  • 働きながら、面接の時間をどうつくるか

先に結論

  • 活動を始めてから辞めるまでは1〜3か月がいちばん多い
  • 働きながら転職活動を始めた人は約7割
  • 日にちは入社したい日から逆に数えると、無理がない

メモ

時間がない人へ

03の「入社までの流れ」だけでも見てください。何月に何をすればいいか、ひと目でわかります。

01転職活動って、何か月くらいかかるの?

ひとことでいちばん多いのは、辞める1〜3か月前に動き出した人。半年未満が半分をこえる。

国(厚生労働省)は、ときどき「転職者実態調査」をしています。転職した人に「どうやって転職した?」と聞く調査です。いちばん新しいのは2025年の調査で、2026年9月に結果が出ました。

その中に、辞める何か月前に転職活動を始めたかという質問があります。つまり、活動を始めてから前の会社を辞めるまでの期間です。

転職活動を始めたのは、辞める何か月前?
辞めてから開始25.4%
1か月未満12.2%
1〜3か月27.3%
3〜6か月16.9%
6か月〜1年11.1%
1年以上4.3%

出典:厚生労働省「転職者実態調査」(令和7年)個人調査 第26表(e-Stat)。全年齢の転職者が100%。「6か月〜1年」「1年以上」は2つの区分を足した数。不明(2.8%)は省略

いちばん多いのは1〜3か月前で、27.3%。半年未満まで足すと56.4%で、半分をこえます。

いちばん上の棒は「辞めてから開始」で25.4%。在職中に動き出した人は、合わせて71.7%でした。つまり、約7割の人が、働きながら転職活動を始めているんです。

この数字は全年齢のもの。25〜29歳だけで見ても、在職中に始めた人は72.6%で、ほぼ同じでした。

メモ

この数字の読み方

対象は、2024年10月〜2025年9月に転職した人。それも、5人以上が働く職場(事業所)で、フルタイムで働いている人です。探している途中の人や、決まらなかった人は入っていません。それに、測っているのは「辞めるまで」の期間です。内定や入社までにかかった日数ではありません。

02辞めてから次の仕事まで、どれくらい空く?

ひとことで半分以上が、すき間なし〜1か月未満で次へ。

同じ調査では、前の会社を辞めてから次の会社に入るまでの期間も聞いています。

24.0%

すき間なく、次の会社に入った

27.4%

辞めてから1か月未満で入った

7.6%

10か月以上空いた

出典:厚生労働省「転職者実態調査」(令和7年)個人調査 第27表(e-Stat)直前の勤め先を離職した後の現在の勤め先に就職するまでの期間。全年齢の転職者の数字

すき間なしと1か月未満を足すと、51.4%。半分をこえる人が、ほとんど空けずに次へ移っています。

在職中に活動を始めた人に限ると、すき間なしと1か月未満で66.7%。3人に2人です。辞めてから始めた人では、10か月以上空いた人が21.6%いました。

ただ、これは転職できた人の数字です。「辞めたら、すぐ次が決まる確率」ではありません。すき間が短いほど、給料が止まる期間も短くなります。

気をつけて

辞めてすぐに、失業保険が出るわけではありません

失業保険の正式な名前は「雇用保険の基本手当」。会社で雇用保険に入っていた人のためのもので、フリーランスなどは対象外です。手続きをして受給資格が決まると、その日から7日間は「待期」で、お金は出ません。正当な理由がなく自分の都合で辞めたときは、そのあと原則1か月の「給付制限」も続きます(2025年4月以降に辞めた場合)。辞めた日からさかのぼる5年間に、今回より前に2回以上、同じように辞めて受給資格の決定を受けていると、3か月です。

もらうための条件もあります。自分の都合で辞めた場合は、辞める前の2年間に、雇用保険に入っていた月が12か月以上いります。数えるのは、給料が出た日が11日以上か、80時間以上働いた月だけ。倒産や解雇などで辞めた場合は、辞める前の1年間に6か月以上あればOKです。

2025年4月からは、決められた教育訓練(学び直しの講座など)を受けると、給付制限がなくなる仕組みもできました。くわしくはハローワークで確かめてください。先に辞めるなら、数か月分の生活費を用意しておくと安心です。

03情報集めから入社まで、どんな順番?

ひとことでデータで多いのは1〜3か月。WE POPのおすすめは、全体で3〜4か月を見ておくこと。

データでいちばん多いのは、活動を始めてから辞めるまで1〜3か月でした。ここに引き継ぎや有給を使う日にちも入れて、WE POPでは全体で3〜4か月を見ておくのをおすすめしています。データから出した数字ではなく、編集部の目安です。

働きながら転職する場合の目安

  1. 1か月目

    情報集めと書類の準備

    求人をながめて、どんな仕事があるかを知ります。あわせて、職務経歴書(今までの仕事をまとめた書類)の下書きもスタート。

  2. 1〜2か月目

    応募する

    気になる求人に、書類を出します。1社ずつ待つより、何社か同時に進めるほうが、比べて選べます。

  3. 2〜3か月目

    面接を受ける

    面接の回数は、会社によってちがいます。ここがいちばん時間をとられるところ。日にちの連絡は、早めに返すほど進みます。

  4. 3か月目

    内定。条件を紙で確かめる

    給料や仕事の中身を、書面で受け取ってから返事をします。見るところは内定を承諾する前ににまとめました。

  5. 3〜4か月目

    辞めると伝えて、引き継ぎ

    入社日が決まってから、今の会社に伝えます。引き継ぎをして、残った有給を使うのもこのころです。

いちばん読めないのは、応募から内定まで。だからこそ、最後の「辞めると伝える」は、内定と入社日が決まってからにしてください。

04日にちは、入社したい日から逆に数える

ひとことでゴールを先に置くと、何日に何をすればいいかが決まる。

「いつか転職したい」だと、ずるずるのびがちです。入社したい日を先に決めて、そこから後ろ向きに日にちを決めていきましょう。

4月1日に入社したい場合の数え方

  1. 入社したい日を決める(例:4月1日)

    ゴールが決まると、ほかの日にちも全部決まります。まだ仮の日でOKです。

  2. 最後の出社日と、辞める日を決める

    有給が残っていたら、最後に出社した日のあとにまとめて使えます。残りが10日なら、2週間ほど前に最後の出社を置くイメージです。

  3. 辞めると伝える日を決める

    法律(民法627条)では、正社員のように働く期間に終わりがない契約なら、伝えてから2週間で辞められます。ただ、気持ちよく辞めたいなら、会社のルール(就業規則)も早めに見ておきましょう。「1か月前までに」などと書いてあることがあります。

  4. 内定がほしい日を決める

    伝える日の少し前に、内定と入社日が決まっていると安心です。この例なら、2月の半ばごろが目安になります。

  5. 求人を見始める日を決める

    内定がほしい日から、さらに2〜3か月前。この例なら、11月の終わりから12月はじめに動き出せば間に合います。

ポイント

有給の残りは、早めに数えておく

有給休暇は、辞めたあとは使えません。もらった日から2年たつと、時効で消える決まりもあります。何日残っているかで、最後の出社日が変わるので、給与明細や社内のシステムで先に見ておきましょう。くわしくは有給休暇のルールへ。

05働きながら、時間はどうつくる?

ひとことで面接は「半休・オンライン・夕方」の3つで乗り切る。

働きながらの転職で、いちばん困るのが面接の時間ですよね。平日の昼に、会社を抜けるのはむずかしいものです。

  • オンラインの面接にしてもらえないか聞く。移動がないので、1時間あれば受けられます
  • 夕方以降や朝の時間で相談する。すべての会社が応じるわけではありませんが、聞くだけならタダです
  • 有給休暇を半日だけ使う。半日の有給は、あなたが望んで、会社がOKすれば取れます
  • 1時間ずつの有給を使う。会社に労使協定(会社と、働く人の代表が交わす約束)があれば、1年に5日分まで使えます

求人を見る・書類を書く・応募する、は夜や休みの日にできます。平日に時間がいるのは、ほぼ面接だけ。面接を1日にまとめて入れると、休む回数をへらせます。

25〜29歳の転職者が使った探し方(複数回答)
求人サイトなど53.5%
民間の紹介会社27.7%
ハローワーク等24.8%
知人・友人18.7%
会社のHP16.7%

出典:厚生労働省「令和7年転職者実態調査の概況」表12。求人サイトなどは求人情報誌・新聞・チラシ等を含む。民間の紹介会社は転職エージェントなど

20代後半では、求人サイトなどを使った人が半分以上。転職エージェントのような民間の紹介会社も、3〜4人に1人が使っています。面接の日にちのやりとりを任せられることもあるので、時間がない人には向いていると考えています。

気をつけて

会社のパソコンやメールでは、転職活動をしない

会社のパソコンやメールは、会社のものです。応募や面接のやりとりは、自分のスマホと自分のメールで。うっかりのぞかれる心配もへります。

06ハローワークって、働きながらでも使える?

ひとことで使える。在職中でも登録OK。

ハローワークは、仕事がない人だけの場所だと思われがちです。でも、在職中でも求職の登録ができます。

ネットの「ハローワークインターネットサービス」から登録すると、求職者マイページがつくれます。家から求人を探せるので、窓口に行く時間がない人にも向いています。

マイページから直接応募できるのは、「オンライン自主応募可」となっている求人だけです。それ以外の求人は、ハローワークに相談すると紹介してもらえます。

ことば求職者マイページ

ハローワークのサイトにつくる、自分専用のページ。求人の検索条件を保存したり、応募の状況を見たりできます。ネットだけで登録した人は、ハローワークからのおすすめ求人の受け取りなど、一部の機能が使えません。

07今の自分は、動き出す準備ができてる?

ひとことで4つ以上できていれば、もう求人を見始めていい。

できているものをタップしてみてください

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08よくある質問

Q3か月たっても内定が出ません。おかしいですか?

Aおかしくありません。データでも、辞める半年以上前から動き始めた人が15.4%います。これは内定までではなく、辞めるまでの期間ですが、長くかかる人も少なくないということです。働きながらなら、収入は止まっていません。応募の数や、求人の選び方を見直すタイミングだと考えてみてください。

Q内定が出たら、入社日はどれくらい先にしてもらえる?

A会社によってちがうので、内定のときに相談します。今の会社の就業規則と、引き継ぎ・有給の日数をもとに「この日なら入れます」と伝えると、話が早いです。

Q辞めてから探したほうが、早く決まりませんか?

A時間は使えますが、収入が止まります。お金の心配から、あせって決めてしまいやすいと編集部は考えています。失業保険も、すぐには出ません。おすすめは働きながら探すこと。ただ、心や体が限界のときは別です。まず休んでください。

Q転職エージェントは何社くらい使えばいい?

A使わなくても転職はできます。使う場合の考え方は、転職エージェントは何社?で書いています。

今日の最初の一歩

スマホのカレンダーに「入社したい日」を1つ入れる

決めきれなくても、仮の日でOK。そこから3〜4か月前の日に「求人を見る」と入れておけば、転職カレンダーの完成です。

2026.10.04 公開/2026.10.05 更新 文・WE POP編集部

参考にした情報

制度や数字は記事の公開日(直した記事は更新日)時点の情報です。最新の情報は各公式サイトで確認してください。

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